会頭就任のあいさつ
狭山商工会議所 第5代会頭 後藤 清
会頭就任のご挨拶
2021年3月16日の通常議員総会で狭山商工会議所5代目会頭に就任致しました。自己紹介を含めて一言ご挨拶申し上げます。
【自己紹介】
私は昭和24年狭山市下奥富に生まれ、25才の時に海外遊学から帰国して父が経営する染色糊製造業/後藤商店に後継者として入社しました。その後36才の時に一念発起して異業種に参入、ゴトー養殖研究所という会社を創業し「お客様第一主義」と「強みを活かす経営」を実践し現在に至っています。
本社研究所・工場は狭山市にありますが、お客様の大半が九州・四国地方の海辺なので狭山市民の方には馴染みの薄い仕事となっています。
具体的な仕事内容は、養殖魚のお医者さんとしての養殖経営指導や医薬品・ワクチンなどの研究開発が主な仕事となっています。創業から30年目を迎えてグループ会社の従業員は60人、売上高80億円の中堅企業に育っています。お刺身を食べる時にゴトー養殖研究所のことを少しだけ思い出して頂けると嬉しいです。
【商工会議所の活動について】
商工会議所の任務は地域経済の振興と狭山市の活性化であると認識しています。今は世界中がコロナ禍に巻き込まれて異常な世の中ですが、ワクチン接種の進展と同時に収束に向かい、1年後には徐々に元気な社会が戻ってくると確信しています。
商工会議所では狭山市行政と積極的に連携して「さやビズ」を開設、市内の商工業者のご相談に応じて経営改善のアドバイスをし、好評を得ています。又コロナ禍で困っている商工業者の補助金申請などのお手伝いもさせて頂いています。大手企業の撤退移転などの諸問題がありますが、常に前向きに考えて「狭山市の強みを活かす改革」をテーマに前進させたいと思います。
狭山市は「東京から近いという地の利」があるので、この強みを活かすことにより今後も発展する余地は十分にあると考えています。仕事で世界各国と日本全国へ出かける機会が多い私の目には、工夫次第で発展させる方法はまだまだ沢山あるように見えます。
もっと魅力的で元気な街作りを実現する為には商工会議所として何をなすべきかを真剣に考えて、優秀な職員と役員スタッフ一緒になって改革を推し進めたいと思います。
【最後に】
今年の1月1日に志半ばで亡くなられた前会頭小林明様には7年間副会頭として学ばせて頂きました。役員在職中は狭山商工会議所の改革に熱心に取り組み、多くの実績を残されました。ご本人にとってはまだやり残したことが沢山あり、さぞかし無念であったことと思います。私たち役員と職員一同としては故人のご意志を引き継ぎ地域経済の振興と活性化に貢献したいと考えています。小林明様のご冥福を心からお祈り申し上げます。
2021 年 3月 23日